石川の名水
〜生水〜
輪島市の「古和秀水(こわしゅうど)」、
小松市の「桜生水(さくらしょうず)」など
北陸地方では清らかな美味しい湧き水とその場所を
代々「しょうず」と呼び大切にしてきました
この弘法池も「しょうず」と呼ばれ住民から親しまれています
弘法池は日本に数例しかない
甌穴湧水で直径約75センチ・深さ約190センチ
岩盤を深く丸く円筒状にえぐり取ったお釜の形に似た泉で
ポットポールから毎分約20リットルの湧水が上がります
泉質は弱酸性の軟水です
現在、湧き出している水は60年前の雨水や雪溶け水が
ジワジワと地中に浸透し流動してきた水で
水温は真冬でも11℃と比較的温かく
水道管が凍った時など、この水を掛けて溶かします
また、弘法大師ゆかりの名水としても認定され
伝説の眠る神聖な場所として知られています
不動明王が綿帽子を被って静かに見守っています